教育理念・特色

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自分を成熟させようとする人間の育成

当セミナーでは、単に偏差値を上げるための受験テクニックに終始せず、『自分を成熟させようとする人間の育成』を目的として日々の授業を行っています。
  • 礼と儀を重んじる人間
  • 人の心、気持ちが分かる人間、いたわりのある人間
  • 物事を様々な角度から捉えられる人間
  • 論理的に物事を捉え、それに対しての自分の意見を持てる人間
  • 自分の考えを外に発する有効な手段を持つ人間
  • 自分の行動、人生に責任を取れる人間、他人のせいにしない人間
  • 様々な学問に対して興味を持てる人間
  • 自分で決めたことに対しては、責任をもってそれを実現させるために努力をしていける人間
塾と言えば成績を上げ、偏差値を上げる場所(IQ教育の場)という認識が一般的です。なぜ親はわざわざ塾に通わせ、偏差値や成績を上げるのかと言えば、将来、我が子の幸せを望むから、つまり成功をつかむために、または少しでも安定した生活を送れるようにという願望からということになります。そのためには少しでも良い環境への進学を望むからに他なりません。

しかしながら、最近の調査によると、偏差値やIQ、つまり学力の高さだけが人生の成功をもたらすわけでなないことが明らかになっています。
ジェームズ・ヘックマン氏(※1)や、アンジェラ・リー・ダックワース氏(※2)、中室牧子氏(※3)などの研究発表が、IQや学力などの認知能力(Cognitive skills)に対して、人生において成功のためには、それ以外の目に見えない(または客観数値にできない)潜在スキルである「非認知能力(Non cognitive skills)」が重要であることについて語っています。

ジェームズ・ヘックマン氏は非認知能力の中でも、自制心や粘り強さ、気概などの特性、とりわけ良心が、人生の成功に大きな役割を果たすと言っています。またアンジェラ・リー・ダックワース氏は、非認知能力としてGRIT(グリット=やり抜く力)を強調しています。つまりこれは目的・目標に向かって、諦めず継続的に努力する力を意味しています。

では、成功の秘訣であるこのような非認知能力を育てていくためには何が必要なのでしょうか?コロンビア大学のクラウディア・ミュラー氏とキャロル・デュエック氏は、「頭が良いね」など子どもが既に持っている能力を褒めると、子どもは意欲を失い、成績を落とすのに対して、「褒めると伸びる」という考えの落とし穴に注目。「よく頑張ったね」などのように努力の中身を評価する褒め方をすると、成果は努力によって決まると考えるようになり、より難しい課題に挑戦しようという気概(モチベーション)が育まれると言っています。一方、「頭が良い」と褒められたグループの子、その約65%が「失敗のない(間違えないような)簡単な課題」を選んだのです。

また、中室牧子氏は以下のように発言しています。「締め切りを意識して計画的に宿題を終えたり、授業中に積極的に発言したり、先生や同級生との良好な関係を築いたりするといった非認知能力を在学中にきちんと獲得した高校生は、高校を卒業後も成功していることがアメリカの大規模な調査の中で明らかになっています。どんなに勉強ができても、自己管理ができず、やる気がなく、コミュニケーション能力が低い人が社会で活躍できるはずがありません。」

西村和雄氏(※4)は4つの基本的なしつけ(①嘘をついてはいけない ②他人に親切にする ③ルールを守る ④勉強をする)を親から教わった人は、それらをまったく教わらなかった人と比較すると、年収が平均して86万円ほど高いことを発表しました。つまり勤勉性などの非認知能力を培うのに重要なのは、幼少期からの躾(しつけ)であり、子どもの生活環境の一部となる塾がこれを無視したまま教育することは、我が子の将来の幸せを願って塾に通わせるという意味に反するであろうと考えるのです。

アメリカにおいては、既にこのような非認知能力(ここでは総称してEQ[Emotional Quotient]「こころの知能指数」と呼びます)の育成を学校教育の指導内容に入れていますが、残念ながら日本の学校教育では「道徳」の授業に止まり、授業外はクラス担任や教科担当先生の裁量の範囲内という形で、十分な指導体制にあるとは言えません。また、一般の塾や予備校では受験テクニック中心で、いわゆるしっかりとした学習の積み上げを行うのではなく、講師のパフォーマンスで分かった気にさせるという手法が先行しているように見受けられ、非認知能力の育成という点においては、講師の人間性に依存しているだけで、組織として具体的に取り組んでいるような状況はほとんど見受けられません。

もちろん学力や偏差値、IQは自分の人生を選ぶ上では重要なファクターになるでしょう。ですからA to Z進学セミナーはこの学力向上という塾本来の命題に加えて、敢えてEQ(非認知能力)の育成や人間形成という内容までを教育目標に加え、これを日々、塾での授業や生活の中で実践していくことで、生徒たちにも勉強同様に多くのことを習得していってほしいと考えています。

A to Z進学セミナーは上記に挙げた人間形成目的を達成するため、IQ教育のみならず、EQ育成のためのプログラムを用意し、実践し始めております。また授業時も出来るだけ生徒が各分野に興味を持てるような話・テーマを盛り込みながら授業を進めます。また、学力レベルや個性を尊重し、一人一人に理解力に合わせた「どこよりもわかりやすい」授業を心がけます。自分が理解できたという実感や、各目標の達成感を感じてもらい、やり遂げることの大切さと楽しさを教えます。また、多くの塾に見られるような単なる受験テクニックの教授を目的とせず、授業を通して本当の勉強の目的やそのための勉強・授業・家庭学習に対する大切さを教えていきます。

※1:ジェームズ・ヘックマン氏はノーベル賞受賞の経済学者。受賞当時はシカゴ大学教授。現在は教育政策の分析や教育論で注目を集めている。「潜在能力(capability)」の重要性をそれを形成する幼児期の教育が成功の鍵だと語っている。

※2:アンジェラ・リー・ダックワース氏はコンサルティング業界で成功を修め、その後教師に転職。TEDカンファレンスという講演会において「成功のカギ」という公演でgrit(グリット)理論を提唱。教育業界で注目を集めている。

※3:中室牧子氏は『「学力」の経済学』を出版し、最近はテレビでもよく拝見する機会が増えた慶應義塾大学の教育経済学者である。「実は学歴では年収は変わらない」と主張し、世の中を驚かせた。

※4:西村和雄氏は神戸大学教授・京都大学特任教授。『基本的モラルと社会的成功』という論文で、子どものころのしつけが将来の年収に影響する可能性を指摘した。

コミュニケーションを通じた知育・徳育環境の創造

「教育」という言葉について、いったい皆様はどのようなイメージをもっているでしょうか?

私たちは、人と人とが関わり合う中で育まれる「知恵」の創出こそが「教育」であると考えています。この「知恵」は、「知育」いわゆる教科書やテキストなどの指導教育から得られる知識だけでなく、「realization」つまり自ら行動することで実感できた知識の本当の意味での理解やその正しい使い方、そして「徳育」それを如何に人々から受け入れられ、信頼される人物に足るための有効手段とできるかという内容を含め、総合的に完成させた形がこの「知育」だと考えています。このためA to Z進学セミナーでは、生徒ひとりひとりと講師はもちろん、保護者の方々とも密接なコミュニケーションをとり合い学習指導・進路相談を行ってまいります。
コミュニケーションを通じた知育環境についての図
PCネットワークやタブレット端末による教育システムが登場する中、ともすれば疎かにされてしまいがちな、この“教育におけるコミュニケーション”ですが、指導者が、生徒ひとりひとりがどのような個性をもっているのか、どのようにものごとを考えているのかを知らないままに真の教育が成り立つことは決してありません。

特に「徳」に関する教育である「徳育」は、機械によってなせるものではありません。子どもたちを取り巻く多くの大人たちが長い時間をかけて接していく中で、初めて実現できるものだと思います。だからこそ、子どもたちを取り巻く環境である家庭、学校、塾がしっかり連携をして、子どもたちに必要な手を差し伸べていくことが重要なのだと考えています。

A to Z進学セミナーは、当セミナーに関わって下さる生徒のみなさんが「明るい未来を切り拓いていくための知恵」を生み出し、成長し続けていけるよう、必要な環境を設備・創造していくことを教育理念として掲げ、最大限の誠意をもって教育に取り組んでまいります。

指導方針について

学習意欲から成績向上、合格まで完全サポート

A to Z進学セミナーの講師は、生徒ひとりひとりの個性や学力を把握し指導していくことが、教育に携わる上での“最重要事項”であると認識しています。そのため、講師は生徒ひとりひとりの様子を常に確認しつつ指導にあたっており、生徒の不安や不明点を早期に発見・解消していけるからこそ講師と生徒との信頼関係が生まれてくるのです。

こうして築き上げられた信頼関係は、生徒ひとりひとりの自信や学習意欲の向上につながっていきますので、「勉強することが楽しい」「やりがいを感じる」というように自発的に学習へ取り組む姿勢が、おのずと成績に反映していくという好循環へと結びついていくのです。

私たちは、こうした自発的な学習へのきっかけを与えていくとともに、少しでも生徒ひとりひとりが成長していけるよう全力でサポートしていきたいと考えております。
コミュニケーションを通じた知育環境についての図

学校学習・受験指導を通じて、多角的に考える力と、未来を切り拓く為の“たくましさ”を養成します。

受験や競争について皆様はどのようにお考えでしょうか?もちろんどのような事柄も度が過ぎた際の弊害は当然あります。しかしながら、私たちは「学生にとって、受験という共通の目標があるからこそ、真剣にそれに向かって努力・切磋琢磨する経験を積むことができる。」こう考えて受験指導に臨んでおります。この努力によって得られた経験や達成感は、彼らが次の目標に向かう時の大きな自信になります。そして、受験勉強を通じて得たどの知識よりも、次の成功のための重要な道具になることでしょう。A to Z進学セミナーは、このような理念のもとに学校学習・受験指導に携わっていくことで、「未来を切り拓く(=次の成功へつなげていく)」ための思考力と、精神力とを生徒ひとりひとりが培っていけるように最大限努力してまいります。

まずは体験学習最大1ヶ月無料!!

生徒・保護者のみなさんが、じっくりと体験し、納得して入塾して頂くため、最大1ヶ月の長期無料体験学習を随時実施しています。
体験期間を通して、生徒のみなさんの個性や単元別の理解度を把握していきます。

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